梅酒のカロリーと糖質|甘くておいしい1杯の実態

梅酒、好きな人多いですよね。甘くて飲みやすくて、お酒が得意じゃなくても「梅酒なら飲める」って人は周りにもけっこういる。

でも、その”飲みやすさ”にはちょっとした落とし穴がある。梅酒はお酒の中でもトップクラスにカロリーと糖質が高いんです。

べつにやめなくていい。ただ、数字を知っておくと「今日はロックにしよう」「ソーダ割りにしとこう」みたいな判断ができるようになる。それだけの話です。

目次

梅酒ロック1杯(100ml)のカロリーは約155kcal

まず結論から。

梅酒ロック1杯(100ml)のカロリーは約155kcal

155kcalってどのくらいかというと、ご飯を茶碗に軽く1杯(約100g=約156kcal)とほぼ同じ。たった100mlのお酒で、ご飯1杯分のカロリーが入ってくる計算です。

ビール350ml缶が約140kcal。つまり梅酒ロック100mlのほうが、ビール1缶よりカロリーが高い。量は3分の1以下なのに。この”密度の高さ”が梅酒の特徴です。

梅酒の糖質は100mlあたり約20.7g——お酒の中でダントツ

カロリーも高いけど、本当にインパクトがあるのは糖質のほう。

梅酒の糖質は100mlあたり約20.7g。これはお酒の中でぶっちぎりのトップです。

他のお酒と並べてみると、その異次元っぷりがわかります。

お酒糖質(100mlあたり)
ウイスキー0g
焼酎0g
赤ワイン約1.5g
白ワイン約2.0g
ビール約3.1g
日本酒(純米酒)約3.6g
梅酒約20.7g

※文部科学省「食品成分データベース」をもとにした目安値です。

日本酒の約5.7倍、ビールの約6.7倍。次元が違いますよね。

なぜこんなに糖質が高いかというと、梅酒は焼酎やホワイトリカーに大量の氷砂糖を加えて作るから。あの甘さ、ちゃんと砂糖の甘さなんです。アルコール由来のカロリー+砂糖由来のカロリーで、ダブルパンチどころかストレートに糖質パンチが効いている。

ちなみにアルコールのカロリーは「エンプティカロリー」と呼ばれ、栄養がほぼない”空っぽのカロリー”。でも梅酒の場合、糖質由来のカロリーがしっかり乗っているので、エンプティどころか”中身たっぷり”です。

飲み方でカロリーはけっこう変わる──ロック・ソーダ割り・水割り比較

梅酒のいいところは、飲み方次第でカロリーをかなり調整できること。割り材で薄めれば、1杯あたりのカロリーは下がります。

飲み方梅酒の量できあがり量(目安)カロリー(1杯)糖質(1杯)
ロック100ml100ml約155kcal約20.7g
水割り(1:1)60ml120ml約93kcal約12.4g
ソーダ割り(1:2)45ml135ml約70kcal約9.3g
お湯割り(1:1)60ml120ml約93kcal約12.4g

※梅酒100mlあたり155kcal・糖質20.7gをもとに算出した目安値です。割り方の比率で変わります。

注目してほしいのがソーダ割り。梅酒の量を45mlに抑えて炭酸水で割ると、1杯約70kcal。これはハイボール(約70kcal)とほぼ同じ水準です。炭酸のおかげで満足感もあるし、飲みすぎ防止にもなる。

「梅酒が好きだけどカロリーが気になる」なら、ロックからソーダ割りに変えるだけで、カロリーは半分以下になります。味は変わるけど、これはかなり現実的な作戦。

市販の缶梅酒サワーのカロリーは?

コンビニやスーパーで買える缶の梅酒サワー。手軽でおいしいけど、カロリーはどのくらいなのか。

商品タイプ容量カロリー(目安)糖質(目安)
一般的な缶梅酒サワー350ml約150〜180kcal約20〜28g
カロリーオフ系の缶梅酒350ml約80〜110kcal約8〜15g
自分でソーダ割り(1:2)135ml約70kcal約9.3g

※商品によって異なります。缶に記載の栄養成分表示を確認してください。

一般的な缶梅酒サワー350mlだと、150〜180kcal+糖質20g超。これはビール1缶(140kcal・糖質10.9g)より高い。「梅酒サワー=軽いお酒」というイメージがあるかもしれないけど、カロリー的にはまったく軽くありません。

カロリーオフ系を選ぶと、かなりマシになります。甘さ控えめで物足りない人もいるかもしれないけど、カロリー的には賢い選択。あるいは、自分で梅酒を買ってソーダ割りにするほうが、量も甘さもコントロールしやすいです。

他のお酒とカロリーを比較してみた

梅酒が他のお酒と比べてどのへんにいるのか、並べてみましょう。

お酒1杯の量カロリー(1杯)カロリー(100mlあたり)
ハイボール350ml約70kcal約20kcal
ワイン(赤・白)125ml約90kcal約72kcal
ビール350ml約140kcal約40kcal
焼酎ロック100ml約140kcal約140kcal
レモンサワー350ml約150kcal約43kcal
梅酒ロック100ml約155kcal約155kcal
日本酒1合(180ml)約185kcal約103kcal

100mlあたりのカロリーでは梅酒が最も高い。1杯あたりで見ると日本酒1合のほうが上だけど、それは日本酒のほうが量が多いから。濃度で言えば梅酒がナンバーワンです。

各お酒のカロリーをもっと詳しく比較したい人は、お酒のカロリーランキングの記事もチェックしてみてください。

梅酒を楽しみつつカロリーを抑える5つのコツ

梅酒が好きなら、やめる必要はまったくない。ただ「知った上で飲む」のと「知らずに飲む」のとでは、じわじわ差がつきます。

  1. ソーダ割りをデフォルトにする
    ロック(155kcal)→ソーダ割り(約70kcal)で、カロリーは半分以下に。炭酸の満足感で飲むペースも落ちる。梅酒の風味は十分残るので、まず試してほしい飲み方。
  2. ロックは「特別な日」にとっておく
    毎回ロックで飲むと、100mlで155kcal+糖質20.7gがストレートに入ってくる。ロックで飲む梅酒は最高においしいからこそ、週末や外食のときだけの”ごほうび”にするとメリハリがつきます。
  3. 缶を買うならカロリーオフ系を選ぶ
    一般的な缶梅酒サワーは350mlで150〜180kcal。カロリーオフ系なら80〜110kcal。棚の前で1秒迷うだけで50kcal以上の差が出ます。
  4. 「2杯まで」ルールを決める
    梅酒は甘くて飲みやすいから、つい杯数が増えがち。ソーダ割り2杯なら約140kcalで、ビール1缶とほぼ同じ。「2杯まで」と決めるだけでカロリーは管理しやすくなります。
  5. おつまみは塩系・低糖質のものを選ぶ
    梅酒自体の糖質が高いので、おつまみまで甘いものや炭水化物を合わせると糖質過多に。枝豆、冷奴、焼き鳥(塩)、チーズあたりが相性よし。甘い×甘いの組み合わせだけ避ければOK。

自分の飲み方でカロリーをチェックしてみよう

「週にどのくらい梅酒を飲んでいるか」——これを数字にすると、月間・年間のインパクトが見えてきます。

たとえば、週2回・毎回ロックで2杯(200ml)飲んでいるなら、月間で約2,480kcal。脂肪換算で約0.3kg/月、年間だと約4kg分。「えっ、そんなに?」と思った人、多いんじゃないでしょうか。

でも、これをソーダ割り2杯に変えるだけで月間は約1,120kcalに。半分以下です。

自分の飲み方で実際にどのくらいのカロリーになるのか、飲酒カロリーシミュレーターで計算してみてください。「ロックをソーダ割りにしたら?」「缶梅酒を1本減らしたら?」といった比較もサクッとできます。

梅酒の甘さは正義。やめなくていいんです。ただ、飲み方を”ちょっとだけ”変えるだけで、数字はだいぶ変わる。知っておいて損はないはずです。


【注記】本記事はカロリー・糖質に関する一般的な情報を提供するものであり、医学的アドバイスや診断・治療を目的としたものではありません。飲酒と健康に関する具体的なご相談は、医師または管理栄養士等の専門家にご相談ください。カロリー・糖質の数値は文部科学省「食品成分データベース」および各種公開データをもとにした目安値であり、実際の数値は銘柄・製法・提供方法によって異なります。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

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