ワインのカロリー|赤と白で違う?1杯あたりを比較

「ワインって太るの?」——飲み会でふと気になったこと、ありませんか?

赤ワインはポリフェノールがどうとか、白ワインは糖質がどうとか、なんとなく聞いたことはあるけど、実際のカロリーってよくわからない。そんな人のために、ワインのカロリーをサクッと整理しました。

結論から言うと、ワイン1杯(グラス125ml)は約90kcal。お酒の中では比較的おとなしいほうです。ただし「グラスで止められるか」が最大の分かれ道になります。

目次

ワイン1杯(グラス125ml)のカロリーは約90kcal

レストランやワインバーで出てくるグラスワイン1杯は、だいたい125ml。このサイズで約90kcalです。100mlあたりに換算すると約72kcal。

これはビール350ml(約140kcal)の6割ちょっと。「1杯だけ」で済ませられるなら、ワインはかなり優秀な選択肢です。

……問題は「1杯だけ」で済むかどうか、ですよね。それは後半で触れます。

赤ワイン・白ワイン・ロゼ・スパークリングのカロリー比較

「赤と白、どっちが太りにくい?」は飲み会あるある質問。答えを先に言うと、ほとんど変わりません

種類100mlあたりのカロリー1杯(125ml)あたり
赤ワイン約73kcal約91kcal
白ワイン約72kcal約90kcal
ロゼワイン約77kcal約96kcal
スパークリングワイン約100kcal約125kcal

※文部科学省「食品成分データベース」をもとにした目安値です。

赤と白の差は100mlあたりたった1kcal。正直、誤差です。「赤のほうがヘルシー」というイメージがあるかもしれませんが、カロリーに関してはほぼ同じと思ってOK。

ちょっと気にしたいのがスパークリングワイン。100mlあたり約100kcalと、赤・白より3割近く高め。乾杯で1杯飲むぶんには問題ないけど、スパークリングをガンガン飲む夜はそれなりにカロリーが乗ってきます。

糖質は赤ワインと白ワインで差がある

カロリーはほぼ同じでも、糖質には差があります。

種類糖質(100mlあたり)
赤ワイン約1.5g
白ワイン約2.0g

赤ワインのほうが糖質はやや少なめ。これは発酵の過程で糖がより多く分解されるため。とはいえ、差は100mlあたり0.5g。グラス1杯に換算しても1g未満の違いです。

糖質制限ガチ勢でなければ、赤でも白でも好きなほうを選んで大丈夫。おいしく飲めるほうが結局は続きます。

ボトル1本飲むと約540kcal——「ボトル飲み」の落とし穴

ワインのカロリーで一番怖いのは、ボトル単位で開けてしまうこと。

ボトル1本は750ml。赤ワインで計算すると約540kcal。これはカツ丼1杯(約700kcal)には届かないけど、牛丼の並盛(約600kcal)に迫るレベルです。

家飲みで「半分だけ飲もう」と思って開けたボトルが、気づいたら空になっていた経験……ありますよね? グラス1杯90kcalの優等生も、6杯飲めば540kcal。ワインは「グラスで止められるか」が最大のカロリー管理ポイントです。

家飲みのコツ:ボトルで買わない

身も蓋もないけど、最強の作戦は「ボトルを開けない」こと。最近はコンビニでもミニボトル(375ml)やグラス缶ワインが充実しているので、1〜2杯で満足したい日はそっちを選ぶのが賢い。

他のお酒とのカロリー比較

ワインが他のお酒と比べてどのくらいの位置にいるのか、ざっくり把握しておきましょう。

お酒1杯の量カロリー(1杯)
ハイボール350ml約70kcal
ワイン(赤・白)125ml約90kcal
ビール350ml約140kcal
レモンサワー350ml約150kcal
日本酒1合(180ml)約185kcal

ワインは1杯あたりで見ると、ハイボールに次いで2番目に低カロリー。ただし、ハイボールは350mlでこのカロリーなのに対し、ワインは125mlでこの数字。飲み応えあたりのカロリー効率では、ハイボールのほうが上です。

もっと詳しい比較は「お酒のカロリーランキング」にまとめてあるので、他のお酒も含めて比べたい人はそちらをどうぞ。

ワインを楽しみながらカロリーを抑える5つのコツ

「ワインやめましょう」なんて言いません。飲みながら上手にやりくりするためのポイントを5つ。

  1. 「グラスで頼む」を基本にする
    ボトルで開けると飲みすぎるのは自然の摂理。外食でもグラスオーダーを基本にすると、自動的に杯数が見える化されます。
  2. チェイサーの水をセットにする
    ワイン1杯ごとに水を1杯。ペースが落ちるだけじゃなく、翌朝のコンディションも段違いに良くなります。
  3. スパークリングは乾杯の1杯だけ
    スパークリングは100mlあたり約100kcalと高め。乾杯の1杯にして、そのあとは赤か白に移行するのがスマート。
  4. おつまみはタンパク質系を選ぶ
    チーズ、生ハム、ナッツ。ワインに合うおつまみはたんぱく質が多いものが多いので、相性の良さをそのまま活かしましょう。パンやクラッカーの食べすぎだけ注意。
  5. 「飲んだカロリー」を翌日にざっくり把握する
    厳密に計算しなくていい。「昨日は3杯だったから270kcalくらいか」と把握するだけで、翌日の食事の調整がしやすくなります。

エンプティカロリーのことも知っておこう

ワインに限らず、お酒のカロリーには「エンプティカロリー」というちょっとクセのある特徴があります。カロリーはあるのに栄養素がほぼゼロ、という性質です。

「カロリーが低いから大丈夫」の前に、そのカロリーが体の中でどう扱われるのかを知っておくと、飲み方がもう一段賢くなります。詳しくは「エンプティカロリーとは?」の記事で解説しているので、気になった人はあわせてどうぞ。

自分の飲み方をシミュレーションしてみよう

「週にワイン何杯飲んでるっけ?」を数字にしてみると、月間・年間のカロリーが見えてきます。

たとえば週3杯のワイン(90kcal × 3 = 270kcal/週)を1年間続けると、約14,000kcal。脂肪に換算すると約2kg分です。「たった3杯」でもこの数字。

自分の飲み方でどれくらいのカロリーになるのか、飲酒カロリーシミュレーターで一度チェックしてみてください。ビールからワインに変えたら? 3杯を2杯にしたら? 数字で見ると、意外と「これならできそう」が見つかります。

飲むのをやめなくていい。ちょっと知って、ちょっと選ぶ。それだけで十分です。


【注記】本記事はカロリーに関する一般的な情報を提供するものであり、医学的アドバイスや診断・治療を目的としたものではありません。飲酒と健康に関する具体的なご相談は、医師または専門家にご相談ください。また、カロリー値は文部科学省「食品成分データベース」および各種公開データをもとにした目安値であり、実際の数値は銘柄・製法・提供方法によって異なります。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

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